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イノベーション創出のエコシステム 第2回

10/8/2013

第2回 イノベーション創出のエコシステム勉強会が、50名以上の方に参加いただき開催されました。会場には椅子が足りなくなり、そとから補充するほどの盛況でした。

ご講演

慶応義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 前野 隆司教授 

イノベーション創出手法、システム思考Xデザイン思考について、歴史的な成り立ちを交えてお話があった。ここでいうシステム思考は、Traditional Systems Engineering (TSE)に対して、Human Factorや社会変動なども含めた形で問題領域が拡大されている。通常デザイン思考の事例というと、タンジブルな製品ということが多い。この広い意味でのシステム思考のかっちりと複雑なものを構成する力と、デザイン思考の発散をうまく組み合わせる事によって、社会の複雑な問題にも適応できると考えている。実際に慶応SDMでは、市町村と組んでコミュニティ作りなどに取り組み、これらの手法を確立してきた。また、教育としては、企業と組みリアルな問題に取り組むリアルプロジェクトを行っている。このような実践的な活動と、理論構築・手法開発の両方を行っている。
コメント:最後に、「スタンフォード大学で、最近日本でデザインシンキングがはやっていると話すと、笑われる。なぜなら、彼らは日本のTeamで働く姿を Design Thinkingとして具現化した。そもそもそれを暗黙知として持っていた日本人が、輸入したデザイン思考を再発見している。」というお話。これもそうかと、うれしくもあり、悲しくもあり。

千葉工業大学 デザイン科学科 山崎 和彦教授

日本で通常デザインというと、「形・色」となってしまう。まず、その概念からかえていく事が必要。デザインは、体験、User Experienceを含み, 人・物・ビジネスの観点で考えていく。「デザインシンキングのコアはデザイン方法をデザインすること」だど。

千葉工大 デザイン科学では、学部で様様な手法について学び、大学院で問題に適応した「新しいやり方」を作る。そもそも問題へのアプローチは、それごとに異なる。よくIDEO方式等学び、それをそのまま使おうとして、うまくいかない。そうではなくて、問題、プロジェクトにあわせて、やり方を作っていかないといけない。企業との協業などで、社会人の方と仕事をする際、かれらの持っている枠を外す事が重要だと考えている。それを Re-framing と呼んでいる。


コメント:お話で「最近デザイナーとその他のプロジェクトメンバー、ステークホルダーの差について考えている。デザイナーは、はい、これです、という最終物をさっとだす役目だと思われていたが、それはかわってきたのであはないか。将来的には、デザイナー=ファシリテーターなのでは」と。そうかも知れませんね。

慶応義塾大学 経済学部 武山 政直教授

まず、武山先生のご履歴についてご紹介。経済でなぜサービスデザインをしているのか。今、サービスはサービス・ドミナント・ロジックといわれる、サービス視点でとらえる事が重要になってきている。また、ビジネスは、デザインする事であり、それらを絵を書く事によって可視化していく。また、経済・文系中心の学生たちと、技術と意味転換でイノベーション創出を狙っている。

多くのプロジェクトは、企業と行っている。大学と企業とのプロジェクトは、お互いに一方通行であるとなかなかうまくいかない。大学と企業がお互いに、相手の視点を理解しコラボレーションしていく事でうまくいくようになる。その他、学生さんによるプロジェクトの紹介がありました

総合討議

デザインの現場での活用事例

デザイン教育・研究の課題

デザイン教育・研究の今後の発展の方向性

質疑の中では、メタ目的、メタ顧客といった一段高い所から問題を眺めてみると、アコモデーションできることがある。現在の複雑な問題に対して、新しい解を創出するためには、そのような手法が必要だろう、などいろいろな議論がありました。

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