Return to site

イノベーション創出のエコシステム 第1回

3/11/2013

第一回 イノベーション創出のエコシステム勉強会が、多くの方にご参加頂き開催されました。小林直人代表の挨拶に引き続き、上谷アドバイザーから講師の方々の紹介がありました。「医療イノベーション事例紹介」をテーマとして以下の2つのご講演が行われました。講演資料は、資料にあります(資料の取得には登録が必要です。登録がお済みでない方は、まず登録をお願いします)。

① 医療振興 会事務局長 水上直人氏 20分

講演タイトル:「地域医療におけるICTの活用と地域医療の発展性について」

概要:ICTの活用により、医療が診察室の中から出る事により、地域医療自体の捉え方が変わってくるものと考えます。ICTの現在の活用と今後の方向性をベースに、患者様の生活がどう変わっていくかについて、提案を示し、参加者の皆様と議論しました。提案する地域医療では、今までと異なり多くの医療領域のサービスを提供する事を目指しています。その中では、それらの医療サービス提供をどのようにマネージしていくのかが課題となります。そのためには、地域の関連サービス業者と連携する事によって、今まで分散されていたデータを蓄積していくが重要です。また、疾患のみのデータではなく、経過を追い続ける事が必要であり、生活情報データの取得が必要と考えています。

② 医療振興 会副理事長 坪田康佑氏 40分

講演タイトル:「医療制度への挑戦」

法律、信用、資金の壁をどのように取り除いていったか、具体的な事例で説明がありました。

講演後の総合討論では、以下のような活発な議論が行われました。

医療データの共有化について

  • 今まで指示書を介して、業務連携が行われていたが、データをクラウド上にあげる事によって、共通の情報を共有し、柔軟な連携を目指す。患者を含め各自が欲しいデータを得られるようにしていく。
  • どのようなデータが有効なのか?について今後検討してゆく。

医療関係制度について

  • 訪問看護は、主に家から出られない人への医療サービスだが、目指しているのはどこでもクリニック。人が集まる場所(集会所)で医療サービスの提供を考えている。山間部などはこういった需要があるのではないかと考える。
  • 遠隔診療は現状では、限定したサービスのみ認められているが、医療内容について緩和傾向がある。例えば、週に3日以上医師の需要が必要、対面診療が義務であったが、循環診療の取り扱いの緩和(50年前の通知の直し+改良)などが行われている。現状の状況のみにとらわれず、法律の解釈をすることによって、新しいサービス提供が行われるようにすることが必要だと思われる。他の例として、ひと月に一回対面があれば、遠隔医療が行えるようになってきている(2011年3月31日)。これによって、医師の短期支援の活用、一人で複数地域の担当の可能性、今まで十分に行えなかった専門医師の診察提供など、提供者および受容者における利便性が向上すると考えられる。

質疑

  • 資金獲得のためのマイクロファンディングの一例としてあげられた地域の特産物の提供などの例について、善意に期待するモデルでは永続しないのではないか。明確なメリットを持ったシステムにしていく事が必要であるとの指摘。
  • データの管理について、利用する方ではデータは一元的、管理側では医療情報、生活情報の2元管理が有効なのではないか。それにともなって、起業形態など考えるのはどうか。
  • タブレットの情報の盗難などに対する対応や、クラウド上でデータ管理のセキュリティ(専用回線の使用(VPN,SSL)など)は、事業当初に考えておくべきであろう。また、山村、ネットワークがつながらない場所などに対する対応も必要。現在は、一時的にローカルで保持、ネットがつながる所であげるなどで対応。長期的には、通信の企業と企業コンソーシアムをつくって対応を考慮中。

その他、資金の取り方、運用に対するアドバイスなど、参加された皆様から多くのヒントが提案されました。講演者の皆様、ご参加された皆様、ありがとうございました。

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly