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イノベーション創出のエコシステム 第4回

7/7/2014

プログラム

講演 各30分

「STARTプロジェクトとイノベーション・エコシステム」 山口 泰久(DBJキャピタル株式会社 取締役)

概要:大学発ベンチャーは、実態経済にインパクトはあるのか?これまで新産業の育成という政策目標を掲げ、大学発ベンチャー1000社計画等が推進されたが、ほとんどの大学発ベンチャーは上場まで至らず、肝心な雇用効果等もほとんど無く、これまでのところ実態経済へのインパクトは殆ど無いという結果になっている。
しかしながら、現在、政府の成長戦略の中には、産業競争力強化の観点からベンチャー育成支援は当然含まれており、文科省においても、ベンチャーキャピタルを活用したSTARTプロジェクトを2012年から開始する等、政府もベンチャー支援策の充実に努めている。さらに、今年に入り大学発ベンチャーの上場が相次ぐ等、これまでとは違った新たな動きも出て来ている。このような経済情勢や新たな政策を反映し、STARTプロジェクトを実践している立場から、イノベーション・エコシステムの実態報告と今後のあり方という視点で議論を行いたい。
概要:シードアクセラレータ、エンジェル、IoTやMakers等ものづくりのムーヴメントによりシリコンバレーのエコシステムは年々進化(変化) を遂げている。ものづくりに焦点があたるようになり、あらためて、日本の技術にもチャンスが拡がってきた。自ら外に羽ばたくベンチャーをうま く育てられるか、それともiPadやダヴィンチのように部品は日本製だがトータルのプロダクトデザインと商品化はアメリカ等海外になるか、こ の数年間は日本の技術系ベンチャーにとって非常に重要な時期となる。このような観点から参加者の皆さんと議論を進めたい。